和菓子のPOS分析に販売チャネル エリア 品目カテゴリー ブランド テイスト分類でストーリーを!
POSデータは販売実績データだが、最近はID-POSの導入が進み、購買履歴データとしても多様な属性情報を提供してくれるようになった
ビッグデータというと単純な SKU 単位、品番単位で乱暴にデータベース中を高速にかき混ぜると分析できるとイメージされるかもしれないが・・それほど単純でもない。
和菓子を例にとると、品番単位での分析では、通年で売れている「焼き菓子」-「どら焼き」「きんつば」などの商品は良いかもしれないが・・1年前のバレンタインで売れた抹茶テイストの和菓子の品番が分かったところで、今年どの品番のお菓子が売れるかを予測することは難しい。
「@NIFTYが行った和菓子と洋菓子、好きなのはどっち?」「こしあん派? つぶあん派?」など“和菓子”に関することをアンケート調査によると(実施日時:2013年11月1日~2013年11月7日/有効回答数:5,540)
全体の嗜好性としては、男性は和菓子、女性は洋菓子をこのみ、年代が上がると和菓子に偏ってくるようだ。
女性回答者の多くが『小さい頃読んだ絵本に出てくるお菓子って、憧れるんですよね!洋菓子はイラストにしたとき可愛いくて・・』などとすり込まれたイメージに影響を受けている様子がわかる。
他に和菓子に絞っても男女で差が出たものを見てみると、「大福」や「おはぎ」「柏もち」は男性の方が、「だんご(みたらし、しょうゆなど)」や「わらびもち」「道明寺」は女性の方が高い回答率となっていました。男性は特にあんこを使ったものが好きなようです
総務省の家計調査では平成26年(2014年)11月現在で一世帯の菓子類の平均消費額は6000円代です。年間で6~7万円でしょうか?
残念ながら、POSデータを購買履歴として、販売チャネル エリア 品目カテゴリー ブランド テイストで分類管理できている会社は非常に少ない。
味と素材に渾身のエネルギーをそそいでいるが商品データベースには興味がないというのが現状だ。
結果的に品番からその商品の 品目カテゴリー ブランド テイストが分かるデータはほとんどないというのが実情だろう。
和菓子でも
「生菓子」-「もち菓子」-「おはぎ、大福・・・」
「生菓子」-「焼き菓子」-「どら焼き、栗饅頭・・」
「生菓子」-「流し菓子」-「ようかん、水ようかん・・・」
など製法による分類は気にしているようですが、顧客をセグメントする上で有益な販売チャネル エリア 品目カテゴリー ブランド テイストでの購買履歴や分析にはあまり興味がないようだ。
@NIFTYの調査から推定しても
カテゴリとしてはレディース、メンズ、子供、年代(50代以上~、20代~30代)
テイストとしては、色、模様、形、風合い、単品、詰め合わせなども有益な分類に感じる、
ブランドには京都XXX、岐阜の恵那栗XXXなど伝統地域のブランドがある
トレンドトラップでは、これらの問題を解決するために、「生菓子」-「もち菓子」-「おはぎ、大福・・・」のような品目カテゴリー階層、色や風合い、単品、詰め合わせなどの属性分類と販売チャネル(直営店、代理店販売、ネット販売など)、エリア(東日本-県別-市区町村別)などデータベース化するDFUツリーシステムを開発し、標準機能として搭載しています。
詳細はホームページで後日に公表するのですが・・・
POSデータ分析にDFUツリーを適用することは、顧客の見える化、需要予測に極めて重要なのです
私たちは数理統計学とクラウドコンピューティングにより複数サーバーを多重に活用する技術を中堅中小企業にも提供すべく毎月の使用料で経費としてご活用いただけるシステムを提供しています
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